ミオちゃんのかしこくお金を働かせよう

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オマハの賢人

 

 

以前ご紹介した「バビロンの大富豪」には、貯めたお金の投資先をどのうようにして決めるべきかも書かれています。

 

 黄金の扱いに長けた人々の忠告のもとに黄金を投資せよ。

 自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げてゆくことだろう。

 

投資に長けた人のアドバイスをもとに投資先を決めましょう、といっています。

 

では、誰のアドバイスを聞くべきか?

 

証券会社や銀行といった金融機関の人でしょうか? 

ファイナンシャルプランナーと呼ばれる人でしょうか?

 

金融機関には、あなたに自社で扱う金融商品を売って利益を稼ぎたいと思っている方々がたくさんいます。そのような可能性がある限り、その人があなたにとって最も良い投資先を教えてくれる可能性は低いと言わざるを得ません。

 

アメリカでは、ファイナンシャルプランナーという職業が、ごく一般的に成り立っているようですが、日本ではまだ根付いているとはいえない状況です。また、私自身、趣味でファイナンシャルプランナー2級の資格を取得しましたが、私の投資家としてのキャリアを振り返ってみて、その資格の勉強で得た知識が投資成果に役立ったかと問われると、まったくと言わないまでもほぼ「役に立たない」と答えます。

 

では誰の言葉に耳を傾けるべきか?

 

それは、投資で最も成功している人物でしょう。

 

ウォーレン・バフェット

世界一の投資家として知られ、その誠実さと聡明さから、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」と呼ばれています。投資を学び始めた人なら、必ずや行き当たる人物でしょう。

87歳のバフェット、投資で実に10兆円の資産を築いた、まさに生きる伝説と言える人物です。

毎年5月、アメリカの中西部に位置するネブラスカ州オマハにて、彼が経営するバークシャーハサウェイ社の株主総会が開かれます。世界中から4万人の株主が集まり、約6時間にわたる株主からの質問に、相棒であるチャーリーマンガー(94歳)と共に、ときにユーモアたっぷりに、ときに厳しい口調で答えます。質問内容に制限はなく、学生がこれから何を学ぶべきかについてから米中の貿易戦争についてまで多岐に及びます。

 

今年は、その質疑応答の前に、バフェットが自身の子供の頃の投資話を出して、ここ数年彼が一貫して主張し続けている投資についての考えを披露しました。

 

彼の主張の要諦は、

コストの低いS&P500インデックスファンドを買い、保有し続けよ。