S&P500インデックスファンド
世界一の投資家としてその名を知られるウォーレン・バフェットが個人投資家に推奨している
「コストの低いS&P500インデックスファンド」
を購入する手段は、2018年11月現在で、おおむね以下の方法があります。
①バンガードS&P500インデックスファンド(ティッカーVOO)
まず、私はこれを買っています。
これは、ETF(上場投資信託)と呼ばれるもので、ニューヨーク市場に上場している投資信託で、アメリカの個別株を買うのと同じ手法で買い付けることになります。
バフェットはこの商品を提供しているバンガード社の創業者であるジョン・ボーグル氏を絶賛しており、バフェットの手紙の中で「もし、米国の投資家にとって最大の功労者の栄誉を称えて彫像が建立されるのであれば、ジョン・ボーグルであるべき」とまで言及しています。
経費率は年0.04%と極めて低く、長期で保有するには、ベストの選択肢といえるでしょう。
ただ、日本から購入する場合、買い付けのときに証券会社に支払う手数料(私が利用しているSBI証券の場合)が最低でも5.4ドル(税込)かかってしまうため、少額投資をする場合には、ややコスト高となってしまいます。
したがって、手数料が気にならないくらいのある程度まとまった資金で買い付けたいところです。
②三菱UFJ国際 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
信託報酬年0.1728%、販売手数料0円、信託財産留保額0円と
コストの面で大変優れているといえます。
この商品は、銀行や証券会社が一般的に販売している投資信託のひとつで、分類でいうと公募投資信託にあたります。多くの方が買っている投資信託は、この形式をとっています。
現在販売されている公募投資信託は、おそらく日本だけで数千にのぼると思います。
その中から、銀行や証券会社が選んで販売しているわけですが、上記の投資信託を扱っている販売会社は、SBI証券など日本でわずか9社しかありません。
金融リテラシーの低いお年寄りなどをターゲットにしている銀行や証券会社では、まずこの商品を取り扱っていません。
コストが低いということは、それを売る側は儲からないからです。
これを販売している証券会社では、毎月一定額を自動で買い付けるサービスを提供していると思いますので、コツコツ積み立てるのには向いていると思います。
ありがたいことに、私が利用しているSBI証券では、2018年11月1日から、確定拠出年金でもこの商品を選ぶことができるようになりました。私の確定拠出年金は、これを毎月買い付けていくことになります。いい時代になりました(涙)
こちらは①と同じく上場投資信託ですが、①と異なり東証に上場しており、日本の個別株を買うのと同じ方法で買い付けることになります。ETFらしく信託報酬は年0.0945%と低く、買い付けるときの手数料もカブドットコム証券なら無料のようです。
私の実感では、やや出来高が少ないので買いづらいときがあります。