ミオちゃんのかしこくお金を働かせよう

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私の失敗談②~流動性を確保せよ~

2006年の暮れだったと思います。

 

その年、投資で利益を出した私は、その利益の一部を当時販売を開始した、ある新興国の株式へ投資するファンドを買い付けました。

 

当時いろんなマスコミに顔を出していた方が運用するもので、その新興国も次の中国だともてはやされていたところでした。

 

まぁ、儲かったお金だし、思い切って投資してみるか!

そんな軽い気持ちであったと記憶しています。

 

記憶が曖昧ですが、そのファンドは、運用開始から5年は解約ができないものでした。

 

その後、皆様もご存知のとおりリーマンショックに襲われます。

 

危機のときの特徴として、投資家はリスク回避のため、新興国からいち早く逃げ出します。

 

マーケットが小さかったその国の株式市場も例外なく叩き売られました。

 

さらに追い打ちをかけるようにその国の中央銀行が通貨の切り下げを連続して発表しました。(米ドルとの固定相場制を採用しているその国の通貨と米ドルとの交換比率を引き下げること)

 

5年後、そのファンドの満期がきて、お金が返ってきました。

投資成績は、記憶が曖昧ですが、-80%くらいだったと思います。

 

5年間、途中からはあきらめにも近い感情で、ただただ株価が下がり続けているのを眺めているだけでした。

 

そうです。ファンドの決まりで5年間ロックがかかっているせいで、私には損切りするチャンスがなかったのです。

 

もしこのファンドに自己資金の大部を投じていたら私は投資の世界から退場していたでしょう。

 

過去の記事で書きましたとおり、投資で成功するためには、「損切り」という技術が極めて重要です。

 

5年間ロックがかかるようなファンドでは、その機会が奪われてしまうわけですから、慎重に慎重に投資を検討しなければならないのです。

(私はもう5年間ロックがかかるようなファンドには絶対に投資しないと決意しています笑)

 

この苦い経験から私は教訓を得ました。

 

教訓①

売りたいときにいつでも売れるように「流動性」を確保せよ。

 

 

もうひとつ大切な教訓があります。

 

 

教訓②

投資で儲かったお金だからといって、投資基準を緩めてリスキーな投資を行わないこと。儲かったお金も自分の大切なお金であることを忘れるな。

 

どの書籍だったか憶えていませんが、同じような教訓が載っていたと思います。

 

ドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉に「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ 」とあります。

 

私は、愚者なので自らの経験を通じて学びました。

 

皆様はどうか賢者であってくださいね!