ミオちゃんのかしこくお金を働かせよう

まじめにお金の知識を身につけて、もっと楽しいことしたい! もっとおいしいもの食べたい! もっといろんなこと学びたい!

私の基本的な投資手法

まず初めに言っておきますが、投資について本格的に勉強して取り組むつもりがない方には、個別株投資をオススメしません。

バフェットが言っているように、S&P500のインデックスファンドをコツコツ買ったほうがいいと思います。懸命に個別株投資に取り組んでも、S&P500のパフォーマンスに勝てないことはよくあることです。

 

個別株投資をするにあたって、これまで多くの書籍を読んできました。

 

バリュエーション、チャート分析、経営、会計、税、バフェット本、著名投資家本などなど・・・

 

そんな私が投資するにあたって、結局のところ重視しているのは、端的に以下の点です。

 

 

 

①自分が理解できるビジネスで、

②将来の見通しが良く、

③経営者が信頼でき、

④株価がほどほどに安いこと。

 

~①自分が理解できるビジネスで~

本来株式を買うのは、投資する会社のビジネスが有望だから買うはずです。

誰かが勧めたから買うのでは、ないはずです

自分がその会社の商品やサービスが好きで、将来性を感じるから買うものです。

 

また、投資している会社のビジネスを理解していないと、○○ショックのようなマーケットが総悲観に襲われたときのパニック的な株価の下落に、心を乱してしまいます。

 

どこまで下がるかわからない・・・

投資している会社にどんな影響が出るかわからない・・・

売って逃げよう。

 

もしくは、チャートは怖いから見ないでおこう・・・

 

評価損を見たくないから、口座にアクセスするのはやめよう・・・

 

そんな事態になりかねません。

 

どんなショックに襲われても、会社の商品やサービスに競争力があれば、いずれ株価は戻ってくるものです。

その会社のビジネスを理解し、客の支持を失っていないのであれば、一時的な株価の下落など無視し、どっしり構えていられるものです。

たとえば、○○ショックのとき、コスモス薬品の株を保有しているのであれば、お店を覗いてみることです。いつもの賑わいなら、まったく問題ないのです。

(確信が持てないときは、自分の決めたラインを割ったら、損切り!)

 

 

~②将来の見通しが良く~

株価が大きく値上がりするためには、会社の利益が将来にわたり増え続けていく必要があります。

 

「将来の見通し」についての判断が個別株投資のキモであり、最も判断が難しいところです。

 

・成長するためのマーケットは十分大きいのか

 

・今後、マーケットが拡大していきそうな有望な業界であるのか

 

・競争相手は強いのか

 

・参入障壁は高いのか

 

イノベーションの影響を受けやすいのか

 

などについて検討します。

将来の見通しがまったく見えない企業には投資しません。バフェットが競争やイノベーションが激しいIT業界に投資してこなかったのは有名な話です。

 

 

~③経営者が信頼でき~

株式投資とは、経営者にお金を託して、ビジネスを通じてお金を増やしてもらうことが主たる目的です。

 

 お金を託すわけですから、信頼できる人でなければいけません。

 

上場企業の経営者だから当然立派な方で信頼できると思ってはいけません。

 

これまで株主のお金をドブに捨てるような買収や使い方をしてきた経営者を何人も見てきました。

とくに、経営者がその会社の株式を持っていないか、持っていてもわずかだったりする場合に、そういった傾向が見られると感じています。

つまり、株主の視点(オーナーの視点)で考えず、しょせん他人のお金だからといった感覚で経営にあたる可能性があるのです。

 

その点、経営者自身が大株主であれば、自分のお金を運用するわけですから、経営に対する真剣度、覚悟のようなものが違うと思います。

 

ソフトバンクの孫さん、ZOZOの前澤さん、ユニクロの柳井さん、日本電産の永守さん、、、

 

エネルギッシュに業績も株価も伸びている会社の経営者は、筆頭株主であるケースが多いと思います。

 

もちろん、オーナー経営者ではなくても信頼できる経営者はたくさんいらっしゃいます。

私は、株主総会や決算発表の動画が見れる場合は、必ず投資する前に見るようにしています。

業績や経営計画といった数字よりも、経営者の人相、話し方、手振り身振りなどを中心に確認します。

 

これ、けっこう大事だと思っています。

 

信頼できるかどうかって、やっぱり肌感覚が大切な気がします。 

 

~④株価がほどほどに安いこと~

将来性のあるビジネスで、経営者が信頼できる会社の株価は、多くの投資家が買っているため、通常、株価は高いです。

 

ここで、「株価が高い」という表現は、PERが高いという意味であって、単元株の取得価格が高いという意味ではありません。

 

PER15倍以下なら安いとか40倍超えてるから高いといった、一律の基準で判断するものではないと思います。

 

一般的に、適正株価を算出する方法は、将来稼ぎだす利益を現在価値に割り引いて算出するDCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)を採用しているアナリストが多いと思いますが、私はそんな計算を一切しません。

バフェットも一度もやったことないと言ってたような気がします。

そもそも将来稼ぎだす利益なんて経営者でもわからないからです。

 

私の場合、数年後にはこのくらいの売上でこのくらいの利益は出せるだろうから、この価格なら割安といえるか・・・とまぁ、、ざっくりと決めています。

もちろん、過去のPERの推移や1株利益の成長具合、営業利益率、配当性向、競合他社の動向などなども調べたりします。

ただ、、PER40倍以上は、ちょっと手が出せないなぁ・・というのが私の感覚です。

 

そしていつ買うか。

 

自分の納得できる水準まで株価が下がるのを待つわけですが、これがなかなか難しい・・・

 

年に1度か2度ある〇〇ショックや〇〇懸念といった調整局面を利用するとよいでしょう。

 

これからの成長のための先行投資で一時的に経費が嵩み、利益が押し下げられ、失望で売り叩かれたときに買うのもいいかもしれません。(マーケットのメインプレーヤーである機関投資家は、1年以上の期間、株価の上昇が期待できそうにない株を保有したくないものです。)