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バフェットの教え①~アメリカのビジネスを保有せよ~

バフェットが経営するバークシャーハサウェイ社は、毎年、株主総会に先立って、ウォーレン・バフェットからの手紙と題して株主宛に書簡を公開しています。

 

世界一の投資家の英知に触れられる唯一の機会(バフェットは本を執筆したことがない)として世界中の投資家が注目しています。近年、その手紙の中で、バフェットは、個人投資家へのアドバイスとして一貫してS&P500インデックスファンドへの投資を推奨しています。

 

ここで、S&P500とは、アメリカで時価総額の大きい主要500社で構成された株価指数のことで、ダウ平均やナスダック指数と並ぶアメリカの代表的な株価指数です。また、インデックスファンドとは、ある指数の値動きに連動するように設計された投資信託のことです。

 

つまり、S&P500インデックスファンドとは、アメリカ市場の主要500社で構成された株価指数に連動する値動きになるよう設計された投資信託ということになります。

 

では、なぜバフェットはそれを推奨するのか、彼の手紙から抜粋してご紹介します。

 

「プロの投資家ではない方々に良い知らせがあります。一般の方は、特定の事業における将来の収益力を予測できる能力を持つ必要はありません。

 

全体としてみれば、アメリカのビジネスは時を超えて素晴らしい業績を上げてきましたし、これからも続くと思います。

 

一般の方が目指すべきは、勝者を当てることではありません。あなただけではなく、協力者の方にもできないでしょう。そのかわり、多様なビジネスを保有するのです。そうすることで、全体としてみれば必ずやうまくいくでしょう。

 

コストの低いS&P500のインデックスファンドであれば、この目的を達成できるでしょう。

 

そして「いつ」買うかも重要なことです。

 

主に危険なことは、初心者や臆病な投資家が極端に熱狂的なタイミングで市場に参加してしまい、その後、含み損が出て幻滅してしまうことです。

 

このような過ちを防ぐ対策としては、長い期間をかけて(時間を分散して)投資を行うことです。そして悪いニュースが出て株価が高値から下落しても、決して売らないことです。

 

それらのきまりを守れば、多様な企業を低コストで保有する「何も知らない」投資家が、満足のいく成果を得られるのは、ほぼ確実です。」

(2013年度・バフェットから株主への手紙より)