お金って、どうやって稼ぐの?
お金の稼ぎ方っていろいろあるけど、今日はパン屋さんを営む会社を例に考えてみましょう。
・パン屋を始めたいと思ったミオちゃんは、まず会社をつくりパンを焼く釜を買うためのお金(資本金)を,すろうおじさんから出してもらいました。(資本を出す人→株主の登場)
・その資本金で釜を買ったミオちゃんでしたが、お店の店舗を借りたり食材や備品を準備するのにもっとお金が必要になったので、銀行からお金を借りました。(お金を貸してくれる人→債権者の登場)
・国道沿いにいい立地の貸店舗があったので、そこにお店を構えることにしました。(大家さんの登場)
・オープンするにあたって、妹のルナちゃんを従業員として雇いました。(従業員の登場)
・晴れてオープン!1年間がんばって、売上2000万円、パンの材料費や電気代などの水道光熱費等を合わせて1100万円かかったので、900万円の儲けが出ました。
さて、ここから900万円の儲けが、次のように割り振られました。
①大家さんに支払う家賃・・・年120万円
②銀行に支払う返済金・・・年72万円(うち利息12万円)
③ミオちゃんとルナちゃんの報酬又は給料・・・年650万円
④株主の利益(900万ー120万ー72万ー650万)・・・年58万円
※税金は考えておりません。
ミオちゃんが1年間がんばって稼いだお金は次の人たちの収入になったのです。
①は、不動産を持っている大家さんの家賃収入
②は、お金を貸した債権者の金利収入
③は、事業者や従業員の給与収入
④は、お金を出資した株主の収入(配当収入や将来株を売った時の譲渡収入)
①②④は、お金が働いて得られた収入→不労所得といいます
③は、自分が働いて得られた収入→勤労所得といいます
昔から、財産3分法といわれ、資産は株式、債券、不動産に分散投資することがすすめられていますが、上記のようにこれらの資産は健全な経済活動から利益を得られる手段として定着し、異なったリスクや値動きをすることで知られています。
多くの方は、勤労所得をメインにされていますが、節約し、あまったお金で投資をし、ぜひとも不労所得を手に入れましょう。